2011/10/26 (Wed) 一日たってから。

よく考えたら、私の考える酷い目って浅くないか？
短慮的とも言う。
というか、これはエレナの性格を考えると仕方ないのかもしれないけど。
他人に傷つけられることは何とも思ってなくて、自分の親しい人を傷つけられたり、死なれると物凄く凹むというか。
名誉が傷つくことは平気。与えられる傷をそのまま甘受するというか。
周囲をハラハラさせるタイプ。
ローズは知ってて旅に同行している。自分がエレナのそばにいれば、多少は心身含めた外傷を回避しようとするから＝自分が傷つくことをローズが悲しむと知っているから。
本当は、殺すくらいなら殺されることを選ぶ娘で、でも魔王と対峙するっていう使命があるから死ぬわけにはいかない、と思っている。
ほとんど外的要因で生きているのがエレナ。
人間としては無気力というか、流されている感が凄いんだけど、彼女のアイデンティティは主としてエルフの倫理観というか価値観で形成されているので、特に疑問を持っていない＝序盤。
闇エアの設定ではダークエルフは死者の鎮魂に生涯を捧げるので、誰かのため、或いは宿命付けられた人生に抵抗がない。それが当たり前。

とするとエレナはあれかしら、序盤は人間っぽくない方がいいのだろうか……いや、演じればいいのか。ローズの前だけでは。
魔法剣を二本所持というハンディがあるので、人間性がもっとトんでいてもいいのかも。
ローズの前では以前のエレナ。ただ、演技も混じってる。
人間の前では、エルフの周囲と調和する性質があるので人間っぽくなる。
ただダークエルフの特質からいって、それは度々変動する……ってところだろうか。
人間性を感じられない時もあれば、すごく人間っぽくなるときもある。

難しいわ……なんだこの主人公。